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注入

 

嚥下機能が低下してくると、経口での食事が難しくなります。そこで、経鼻経管や胃ろうという方法で栄養を取ることになります。

栄養剤は色々な種類やフレーバーがあり、一般的なエネーボやラコールはお薬と同じように薬局にて処方してもらいます。

薬局から処方される栄養剤を注入ボトル(イルリガートル)に入れ、栄養を注入します。

お薬はシリンジを使用して直接注入します。水分やペースト食等も注入することが出来ます。

経鼻経管栄養

鼻から胃まで管を挿入し、鼻から出ている管をテープにて留置させます。約1ヶ月に一度程度、管の交換が必要です。

オペの必要が無く、交換の処置も家族によって行うことが出来ます。

ただ、抜けやすく、またお薬等が詰まりやすいという欠点もあります。

胃ろう

内視鏡を使って、お腹に第二のお口を作る事で胃に栄養を注入することができます。オペによって造設する事になりますが、経鼻経管に比べると喉の不快感が軽減され、本人や介護者の負担が少ないと言われています。

また、逆流の症状がある場合は同時に噴門形成術(NISSEN法)を行うことが望ましいとされています。後に噴門形成術を行う際は胃ろうを再度作り直すことになります。

経腸栄養輸液ポンプ

重力による自然滴下だと腹圧や栄養剤の形状によって、注入が止まってしまう事があります。ポンプを使うことで、注入スピードを一定に保つことが出来、また途中でストップしてもアラームが鳴ることによって気付くことが出来ます。

在宅で注入の医療的ケアがあると、時間に追われてしまう事が多くストレスフルです。注入だけでも確実におさまるようになる事で、より安心安全な在宅生活が送れます。

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